新型コロナウイルス感染症の蔓延、そして、行動自粛要請に伴う経済の萎縮。
国は特別定額給付金を一律10万円、企業に対して持続化給付金を支給するなどしました。
様々な支援策のほか裁判所が一時期機能を停止していたことで企業の倒産件数はここ数年で最小のペースになっています。
ところが、雇用の状況は非常に厳しくなっています。解雇や賃金やボーナスのカット、休業などにより収入が大幅に減り、住宅ローンの支払いに困っている方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
住宅ローンが払えない場合は、「任意売却」という方法でマイホームを処分し、ローンの精算と行うことも可能です。
但し、任意売却を成功させるためにはいくつかハードルがあります。
少なくともそのハードルを越えるために守っておきたい４つのルールがありますので、本当にお困りの方は、いまできることとして早速実行して下さい。
①消費者ローン、キャッシング、カードローンなどで住宅ローンの穴埋めは絶対にしない。
→これらのローンは「借りやすい」反面、金利が高いため、返せるアテがない限り絶対に手を付けてはいけません。
②税金や国民健康保険の保険料は優先して払い、滞納してはいけない
→税金や国民健康保険の保険料を滞納すると前触れもなく不動産が差押になります。任意売却を行う場合にこの差押が外せない場合が多く、そうなると任意売却ができず、競売による処分をせざるを得なくなります。
③住宅ローンに生活費が食いつぶされないよう、別口座で管理しておく
→全てひとつの口座で収入・支出を管理していると住宅ローンが引き落とされてしまい、生活に必要な資金がなくなってしまいます。必ず別口座で管理しましょう。
④DMや目先のお金で釣る業者には依頼しない
→お金に困っているときは、僅かなお金を貰えるだけでもありがたいと思います。でもそれは海老で鯛を釣るような魔の広告かも知れません。巧みな営業力のある業者がいい結果をもたらすとは限らないのです。信頼のできる専門家に依頼しましょう。
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