今こそ不動産終活
時間のあるときにご所有の不動産について考えてみませんか?
不動産は永続的なものです。
基本的にはずっとそこに存在し続けるもの。
しかし、人間の一生は限られています。
ですから、所有している不動産は必ずどこかのタイミングでどなたかに引き継いでもらうことになります。
売買という形で引き継いでもらうこともあれば、相続で親族に引き継いでもらうことになることもあります。
引き継いでもらうからには、引き継いでもらう人にその不動産のことをよく知ってもらう必要があります。相続であればいわゆる「終活」によって納税や相続人間のトラブルを回避できる可能性が高まりますし、売買であれば建物のリフォームや手入れの状況を反映した値付けが可能になり、売却のチャンスが高まることが期待できます。不動産の価値を大きく下げる原因は、「分からない」「不安に感じる」ことです。
そのため、お時間のあるときに、ご所有の不動産のことについて情報を整理して、不動産を引き継いでもらう人に不安がないよう、下準備をしておきましょう。
情報整理の手順
まずは、簡単にできることから初めていきます。
いつも考えているから大丈夫!と思うかも知れません。しかし、情報は頭の中で考えていてもなかなか整理できないものです。大事なことは情報を目に見える状態にすることです。
紙とペンを用意して下さい。
立派なノートじゃなくても大丈夫です。但し、どこに書いたのか分からなくなってしまうのはいけません。
①所有する不動産について紙に書き出してまとめてみましょう。
不動産が複数ある場合には一覧表を作ったうえで不動産ごとに書き出してみましょう。
- 住所・所在 例)○○県〇〇市〇〇1丁目2番3
- 家屋番号 例)2番3 ※建物の登記がしてあれば家屋番号があります。
- 登記簿上の所有者 ※不動産登記に記載されている所有者です
②その不動産について知っている限り年表にまとめて見ましょう
- 不動産購入時期
- 建物の新築、増改築、取壊
- 居住する家族のできごと
- その他
庭木を植えた 塀を作った 井戸があった etc
まずはここまでやってみましょう!
ここからは、少し専門的なことも出てきます。
分からないことがあればお手伝い致します。
③不動産に関係する資料を収集してまとめてみましょう
・固定資産税/都市計画税の納税通知書
・登記事項証明書・公図・地積測量図
・土地に関する測量図
・建築設計図書・販売時のパンフレット、建物全体の建築設計図書
・住宅ローンの残債があるときは借入金の年末残高証明書
・建築確認済証、建築計画概要書(戸建)
・検査済証<建築検査確認済証>(戸建)
・管理規約・使用細則(マンション)
・土地の賃貸借契約書(借地の場合)
・リフォーム、増築、耐震改修をした場合の契約書・設計図書
・住宅履歴情報サービス機関に蓄積された情報
④集めた資料や書き出した情報を参考に情報を整理します。
- 土地建物の名義人
- 抵当権・根抵当権などの設定はあるか
- 住宅ローン残債がある場合の残額
- 借地権設定の有無と内容
- 土地の境界は確定しているか
- 上下水道管、ガス管が他人の敷地を通っていないか
- 隣地への越境物、隣地からの越境物はないか?
- 近隣住民とのトラブルの有無
- 古井戸、浄化槽、基礎などの地中残置物はないか?
- 建物や設備の故障、不具合等の状況
→対処すべきこと、対処する方法についてアドバイス、そしてお手伝い致します。
(初回ご相談は無料です)。
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TAP株式会社
静岡市葵区日出町10番17 松浦不動産鑑定所ビル内
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