昨年、一般社団法人事業再生支援協会(SRC)に入会しました。
SRCは企業再生を支援する専門家ネットワーク集団で、事業再生に係わっている専門家の英知を集めて、中小企業を再生させ、地域経済の活性化に貢献することを目的としている団体です。
静岡県内でも事業再生の最前線で活躍されている方は大勢いて、非常に刺激を受けているところです。
と、ここまでは非常に格好いい話のようですが、再生の現場は非常に厳しいものがあります。
事業再生の世界でいちばん大きな仕事。それは「相談者に死を選ばせないこと」という話も聞きます。
日本でも一時期不況で自殺者が急増したり、臓器を売れなどと脅迫する商工ローン業者が出現したことを受けて流れは変わりつつありますが、未だに経営者は死と隣り合わせというようなことを語る人もいます。
SRCのメンバーの方が、SNSでこんな投稿をされていました。
【お金で死ぬ事を考えないように】
お金を理由に死を考えないで欲しいというメッセージです。
そして、死にたいと思うことはその段階で思考停止であると。
特に今回のCOVID-19の影響による不況は一過性のものですし、
そもそも、人の健康と生命を守るために社会活動をあえて止めているのですから、
その影響で死を選ぶ人がいるなんてことは社会的にもあってはならないことです。
もし、迷ってここにたどり着いた方がいらっしゃれば、
まずは、思考を一旦整理してみること。
「寝ること」「食べること」をしっかりやってみてください。