このたび、弊社代表・松浦英泰は、米国鑑定士協会上級資産評価士(機械設備)に昇格いたしました。
2014年に一般社団法人日本資産評価士協会の国内養成初の資格認定、並びに静岡県内初として資格認定を受けましたが、このたび上級資産評価士(機械設備)に昇格となりました。上級資産評価士(機械設備)としては静岡県内初となります。
先日、国会において事業性融資の推進等に関する法律が可決・成立しましたように、日本国内でも企業の資産価値(時価)を把握する必要性がますます高まっております。一評価人の立場でできることには限りはありますが、少しでも社会のお役に立つ仕事ができればと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。
米国鑑定士協会(ASA)とは
ASA(American Society of Appraisers=米国鑑定士協会)は、米国の首都ワシントンD.C.に本部を持ち、1936年に創設された米国で最も古い歴史を有する鑑定教育・資格の業界自主団体の1つです。1987年の米国鑑定財団(The Appraisal Foundation/TAF)の創設メンバー(8団体)を主導。現在不動産、動産、機械・設備、事業(含む知財)、美術品、宝石等それぞれの専門分野での評価に関する教育と資格認定を提供しています。
動産、機械・設備、事業評価の分野に於いては特に高い権威と信用力を誇っており、ASAの鑑定教育・資格は、北米に加え、欧州(東欧を含む)、南米、アフリカ、中国、その他アジア諸国、オセアニア等にて広く受け入られ、これらの国々における評価のスタンダードとなっています。特に機械設備評価では、世界4大会計事務所(ビッグ4)をはじめ、国際的に認知される世界で唯一の機関です。
また、ASAは現在IFRSに対応した国際評価基準(IVS:International Valuation Standards)の策定作業についても、TAFと共に積極的な役割を果たしています。
(※米国政府にも認知されるUSPAP(米国統一鑑定業務基準)の制定母体です。)
日本国内では(一社)日本資産評価士協会がASAより委託を受け、ASA評価士資格の取得に向けた教育・研修プログラムを提供しています。
ASA資産評価士資格とは
ASA(米国鑑定士協会)は、資産評価に関する資格・教育分野で世界的に高い権威と信用を持ち、特に機械設備の分野では、ASAの資産評価士資格は、世界で唯一の国際的に認知された資格です。
ASA の資産評価士の資格認定を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。
- ① ASAの会員となり、候補者資格を有すること。
- ② 教育基準(機械・設備の場合は、ME201~ME204)の受講と各修了試験の合格。
- ③ 4 年制大学の学位、もしくはそれに相当する学位を授与された者(又は別途同等と認定された者)。
- ④ 申請する資格レベルに応じた評価実務経験を有していること。認定資産評価士(AM)は2~5 年間のフルタイムの評価実務経験。上級資産評価士(ASA)は5 年以上のフルタイムの評価実務経験が必要です。