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建物は滅びゆくものである

不動産に携わっていると思うことがあります。
「不動産の花形は建物である」と。

以前、ある会社の新規事業の最初の店舗を出店する際、用地を探すお手伝いをしました。
出店先が見つかり、建物の建築も終え、開業の運びとなってその披露パーティにご招待戴いたのですが、やはり注目されるのは店舗で、建築士の方がスポットライトを浴びるのを見て、まさに土地探しはは縁の下の力持ちだと肌で実感したものです。

建てた時こそ華やかである建物ですが、もう建った瞬間から朽廃は進行してゆきます。
いつしか輝きを失い、建物を使う人もすっかり代替わりする頃になるとむしろ厄介者になってしまいます。


その”厄介者”のお世話をするのはこちらの仕事。取り壊し費用が捻出できなかったり、増築したけど登記をしていなかったり、先般の記事にあったようなものまで…。

建築に携わる方のお話しでは、やはりメンテナンスによって差が出るといいます。特に海の近くや、雨の多い地域、鉄道沿線で鉄粉を被ってしまうような地域はメンテナンスの善し悪しは寿命に直結します。
近年は耐久性やメンテナンス性に優れた建材も使われて、ランニングコストが低くなるように考えられた建物は増えていますが、コスト最優先思想の事業用建物などは特にメンテナンスが重要です。
意外なところでは近年流行したタワーマンションも足場が組めずメンテナンスが難しいという問題があるといいます。

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