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歴史的建築物の再生 ~旧岩邊邸での講演会

1月18日に清水区蒲原新田の旧岩邊邸(木下邸)で中国湖南省長沙で歴史的建築物の再生に取り組む台湾出身の実業家アンディさんを招き、講演会『空家活用のビジネスセンスを学ぶ』が開催されました。

アンディさんは台湾出身でスイスの大学に学んだグローバルに活躍されている女性で、湖南省長沙にある歴史的な建築物をゲストハウス(プチホテルのような形態)として再生するビジネスに取り組まれた経験をお話になりました。

旧岩邊邸での講演会シーン
スライドを用いての講演会

近年は中国でも歴史的建築物を保存していこうという気運が高まり、アンディさんがそのパイオニア的に事業を展開されたとのことでした。

対象物件はそれまで建設労働者の寮などとして使われていたため損傷が激しく、歴史的な建築物であるため復元の必要もあり、だいぶ苦労されたようです。
印象的だったのは建築より「人」「仲間」の重要性を説いていたことでした。
若いスタッフを集めるために雇うことから始めるのではなく、まず一緒に働いてみて楽しみを共有し、働きつつ学び、さらに世界からプロフェッショナルを招いてスキルに磨きをかけるといった人材育成法でサービスを向上させている点にとても興味を惹かれました。
まずビジネスとして関係を作ってしまうと「お金ありき」の関係になってしまうので、まず思いを共有することを優先するのだそうです。

スタッフの働きぶりもいくつか紹介されていましたが、失恋した女性客をスタッフみんなで励ますなど、日本人が自慢する「おもてなし」の上を行くのではないかと思われるような話もありました。

日本人が忘れている視点が沢山あり、学ぶべき点は非常に多かったと思います。
土地、建物、そろばん勘定という固定観念に凝り固まると古民家の活用もままならないのではないかと強く感じました。

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